
マーケティング業界で年収1000万稼ぎたい。具体的なキャリアプランを知りたい。
こんな疑問にお答えします。
- 本記事の内容
- マーケティング業界のリアルな年収、1000万円稼ぐためのキャリアプラン、それを実現するための方法を記載します。
- 誰でもなれるとはもちろん言いませんが、この記事を読むとマーケティング業界で年収1000万円を稼ぐ具体的な方法がわかります。
- 自己紹介
この記事を書いている私は、外資系消費財企業のブランドマネジャーへ転職し、現在の年収が約1000万円くらいです。



年収については、なかなか友人知人にも聞きづらいところがありますよね(自分も、自身の年収をここに記載するのはちょっとためらいがありつつですが、書いてます…)
読んでくださる方のためになるよう、実体験も含めて具体的に書いていきたいと思います。
- 読者の方へメッセージ
先に記載しますが、お金を稼ぐための簡単な裏技はないので、しっかりと実態に即した具体的な話を書いていきたいと思います。
それでは本題に入っていきましょう。
1. マーケターのリアルな年収


マーケターのリアルな平均年収は「496万円」です。
求人ボックス(2022年1月24日時点)
日本人の平均給与は「433万円」(令和2年分 民間給与実態統計調査より)ですので、マーケティング業界の方がやや高い水準にあります。
注意すべきポイントですが、マーケティングに特化した企業でない限り、マーケティング部門は企業の一部署です。
つまり、多くのマーケターは、あくまで企業の一部署の一社員ということになります。
そのため、基本的には「マーケター」といってもその報酬は所属する企業の給与水準に大きく左右されます。
(マーケティングのプロフェッショナルとして転職入社した場合は別ですが)
その前提を踏まえて、次から年収1000万を稼ぐためのキャリアプランを記載していきます。
2. 年収1000万マーケターのキャリアとは


もちろんマーケティングを専門として企業役員やCMO(チーフ・マーケティング・オフィサー)になれば年収1000万レベル以上を稼ぐことができますが、難易度が高すぎるのでこの記事では除外します。



あくまで一社員として、年収1000万を達成できるキャリアに絞ります。
一社員として年収1000万を達成できるキャリアは、下記の3つです。
- 大手事業会社のマーケティング部門
- 大手広告代理店
- 外資系企業のマーケティング部門
それぞれについて、記載していきます。
⑴大手事業会社のマーケティング部門で働く
そもそも平均給与が高い大手事業会社のマーケティング部門で働くことが、一つ目です。(当たり前すぎてすいません…)
社員数やマーケティング関連業務の広さでいくと、ある程度入社する間口も広いため、第一のおすすめです。
事業規模も大きく、市場に大きなインパクトを与える仕事ができます。
具体的には、サントリーやキリンといった酒類メーカー、トヨタなどの自動車メーカー、味の素などの食品メーカー、ソニーなどの電機メーカーなどが当てはまります。
転職入社の難易度が高い印象がある大手日系企業でも、実際はマーケティング部門へは他企業からスキルのある人材を確保しだしています。



私が以前勤めていた日系大手企業のマーケティング部門も、年々転職入社される方が増えていました。
人材の流動性が高まってきているのは、キャリアアップの大きなチャンスと言えるかと思います。
>>参考:東洋経済 平均年収「全国トップ500社」最新ランキング
⑵大手広告代理店で働く
こちらも超大手ですが、具体的に言ってしまうと「電通」と「博報堂」の2社です。
いずれも最大手のマーケティング支援会社です。
※事業会社と支援会社の違いについてはこちら
【事業会社】商品やサービスの製造・販売を主な事業としている会社(コカ・コーラ、P&G、マクドナルド、トヨタ、三菱UFJ銀行など)
【支援会社】それらの事業会社向けにマーケティング支援のサービスやITシステムを提供する外部支援会社(電通、博報堂、セールスフォース、マクロミル、IMJ、アクセンチュア・デジタルなど)
電通・博報堂の場合、代理店としてマーケティング戦略の実行(広告制作や運用、プロモーションなど)だけでなく、商品開発なども含むマーケティング戦略の立案にも携わることが可能です。
クライアント業務のため多忙を極める可能性がとっても高いですが、市場に大きなインパクトを与えつつ、しっかり稼ぐことができます。



私の知っている電通・博報堂の社員さんは、本当に忙しく働かれている印象があります…
⑶外資系企業のマーケティング部門で働く
多くの外資系企業は、日系企業のような年功序列ではなく実力主義なので、能力ベースでサラリーが大きく異なります。
・外資系企業はマーケティングを企業活動の中心に据えていることが多く、マーケティング職の裁量が比較的大きいという特徴があります。
・そのため、外資系企業のマーケティング職の給与は、日系企業のそれよりも高い場合が多いです。
マーケターとして年収1000万を稼ぐためには、外資系企業のマーケティング部門もおすすめの一つです。
外資系と聞くと怖いイメージがある方もいらっしゃるかもしれませんが、そういった方はこちらも覗いてみてください。
怖くはありません。笑


3. 年収1000万のマーケターになるには


年収1000万を稼ぐマーケターになるための方法を記載していきます。
具体的には、以下の3点がおすすめです。
- 年収1000万以上の企業へ転職する
- LinkedInを英語で登録する
- マーケターとしてスキルアップする
日々スキルアップしつつ、転職サイトだけでなくLinkedInも活用して転職活動をする、という流れです。
冒頭で述べたように、裏技はないので地道な方法ですがご容赦ください。
⑴大手事業会社/大手広告代理店/外資系企業に転職する
先に記述したように、世の中の多くのマーケターはあくまで企業の一部署(マーケティング部門)の一社員です。
給与体系の良い企業のマーケティング部門への転職が、年収1000万へ近づく道の一つになります。
もし「現在働いている企業に満足していて、転職する気が全くない」という状況でも、一度転職サイトに自身について真剣に記載してみることをおすすめします。



私もそうでしたが、思わぬ企業から高待遇で声がかかることも多々あります。
マーケティング転職におすすめな転職サイトや、志望動機の書き方については、こちらを参照ください。




おすすめ転職サイト7選の抜粋も貼り付けておきます。
- 総合転職サイト
- 外資系に強い転職サイト
- マーケティング特化の転職サイト
⑵LinkedInに英語で登録する
外資系企業や日系グローバル企業といった給与体系の良い企業への転職を成功させるためには、LinkedInに「英語」で登録するのがとてもおすすめです。
多くのヘッドハンターや企業はLinkedInで積極的に候補者を探しており、彼らから直接スカウトが来るようになります。



私自身、英語で登録してから毎日のように連絡が来るようになりました。
英語での職務経歴テンプレートなども出回っていますので、ちょっと背伸びしてでもLinkedInには英語で登録してみるのがおすすめです。
⑶マーケターとしてのスキルをあげる
キャリアアップの準備をしつつ、普段からマーケターとしてのスキルを向上させる努力を継続するのが、年収1000万へ向けて最も着実で効果がある方法です。



ここは自身への戒めも含めて、書いていきたいと思います。
マーケターとしてレベルアップしていくために、私自身が意識しているスキルは以下3つです。
- リーダーシップ
- 定量分析
- 英語
それぞれの理由と、鍛える方法を書いていきます。
リーダーシップ
マーケティング部門は、社内外の多くの関係者をリードし、製品やサービスの展開を成功させる必要があります。
マーケターとして、周囲を巻き込んでプロジェクトを前に進めていくためには、強力なリーダーシップが必要不可欠です。
いかにして周囲の人を動かしていくか、それがマーケターとして最も重要なスキルだと考えています。
リーダーシップの必要性については、こちらの記事にも詳しく記載しています。


私自身、現職へ転職する際の面談では、
マーケティング部門で働くにあたり最も重要視しているスキルは何ですか?
と問われ、



リーダーシップです。なぜなら〜〜
と回答した記憶があります。
リーダーシップは普段の行動から意識して鍛えていく必要がありますが、その指針となるおすすめの本はこちらです。
仕事上だけでなく、普段の生活から意識したくなるアプローチが満載です。
めちゃくちゃ売れている名著なので、マーケターでなくても一度は読んでおくことをおすすめします。
定量分析
マーケティング業務は、意思決定の連続です。
ビジネスの世界に正解はないですが、最も成功確率が高い戦略を選択していくのが、マーケターの日々の仕事です。
正しい意思決定に必須なスキルの一つが、「定量分析」です。
・データや数字自体は、ただの事実にすぎません。
・大切なのは、「なぜ」その数字になったのかという裏側まで考えを巡らせて、定量分析を「意思決定」に役立たせることです。
私はそのことを、こちらの本や過去の上司から学ばせてもらいました。


数字に想いを込めてプロジェクトをリードできるようになると、周囲からの信頼も厚くなります。
リーダーシップと合わせて、この「定量分析」がマーケターとして必須なスキルだと考えています。
英語
これは普段のマーケティング業務というよりも、
「マーケターとしての活躍の場を広げるため」に、英語は積極的に自己投資すべきスキルです。
年収1000万へのキャリアの一つとして「外資系企業」を上げましたが、外資系企業への転職に限らず、
英語ができると自身の市場価値が一気に高まります。



「英語ができる」って、具体的にどんなレベルまで頑張ればいいの?



TOEICであれば、まずは800点前後が獲得できるように頑張りましょう!
私自身、英語は常に学習を継続しているスキルの一つです。
具体的には下記のようなやり方で継続しています。


大事なのでもう一度書いておきます。



キャリアアップを実現するためには、英語は必ず強化しておくべきスキルです!
以上がマーケターとして1000万円稼ぐためのキャリアプランと、それを実現するための方法でした。
地道に頑張る必要がありますが、コツコツやっていきましょう。
この記事が、皆さんの参考になれば嬉しいです。
読んでくださり、ありがとうございました!



