2024年2月より、ニュージーランド・クライストチャーチ郊外に住んでいるAo(あお)です。
日本での仕事を辞め、家族(夫婦・6歳男子・3歳男子の4人)での海外移住です。
自分にとっても家族にとっても大きな決断だったので何かしら記録を残しておきたく、このブログに記載しています。
今回は
渡航後に生活を整えるためにやった手続き
について共有していきます。
※渡航までのスケジュールについてはこちらです。
これから海外移住を検討している方の参考になれば幸いです。
渡航後の手続きリスト
私の大学院留学のため、2024年の2月にニュージーランド・クライストチャーチに家族4人で渡航しました。
今回はクライストチャーチに到着後の2週間ほどでおこなった手続きを紹介します。
主にこちらの9つです。
- 銀行口座の開設
- 免許証の発行
- 自動車の購入
- 自動車保険への加入
- IRD番号の発行
- 在留届の提出
- 健康保険への加入
- 小学校への申し込み
- 保育園への申し込み
これらは、ニュージーランドに限らず家族で海外移住をした場合に必要となる手続きかと思います。
それぞれについて、手続きの流れを記載していきます。
現地の銀行口座がないととにかく不便です。
IRD番号(NZで働くために必要なマイナンバーのようなもの)が発行できなかったり、家賃を振り込めなかったり、現地の銀行口座がないと不便なことがたくさん出てきます。
ということで、まず最初に銀行口座の開設に着手しました。
私たちはニュージーランドとオーストラリアに多くの支店をもつ「ANZ」という銀行の口座を開設しました。
申し込み自体は日本国内からできますが、口座をActivate(有効化)するためには現地の支店に直接訪問する必要があります。
国際免許証は日本で発行してきていましたが、有効期限は1年間しかありません。
さらに、国際免許証はA6サイズでポケットに入らないくらい大きいですが、現地の免許はカード型なので携帯するにも圧倒的に便利です。
現地で免許証を発行すれば中長期的に車の運転が可能なだけでなく、身分証明書としても活用が可能です。
例えば最近大学の寮から一般の賃貸物件へと引っ越しをしたのですが、家を借りる際の身分証明書として現地免許証を活用しました。
現地の免許は、ニュージーランド各地にあるAA(New Zealand Automobile Association)という自動車協会の支店で申し込むことができます。
申し込みをしてから2週間ほどで、日本と同様のカード型免許が郵送で届きました。
1年以上滞在する予定であれば、現地の免許は取得しておいた方が良いと思います。
渡航直後はレンタカーを借りていましたが、日々結構なお金がかかるのため、急いで中古車を購入しました。
中古車購入までの流れはこちらです。
住んでいるのがクライストチャーチの郊外なので、小学校へ行くにも買い物に行くにも車が必要な環境です。
上記の別記事でも書いていますが、ニュージーランドは比較的中古車の購入ハードルが低いと思います。
早めに購入できてよかったです。
自動車を購入後にすぐ自動車保険へ加入しました。
ニュージーランドでは自動車保険への加入は任意ですが、しておいたほうが安心なのでたいていの方は加入している印象です。
これも免許証と同様、AA(New Zealand Automobile Association)という自動車協会の支店で申し込むことができます。
ニュージーランドで働くためにはIRD(Inland Revenue Department)番号が必要です。
このIRDは日本でいう国税局のような存在で、このIRD番号を取得して雇用主につたえる必要があります。
IRD番号の取得はオンラインで申請できます。
申請には有効化されている現地銀行口座が必要なため、銀行口座の開設の後に発行手配しました。
在留届は外国に3か月以上滞在する場合に提出が必要です。
オンラインで申請可能なので、到着してから1週間以内に提出しました。
※在留届は、旅券法第16条により、その地域を管轄する日本大使館または総領事館に提出することが義務付けられています。
外務省オンライン在留届より抜粋(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet/index.html)
ニュージーランドへ留学する本人はあらかじめ指定される学生健康保険への加入が必須なため、すでに私は加入済みでした。
そのため、妻・子供二人分の健康保険だけ現地で手配する必要がありました。
大学で手続きをして、私と同じ保険に紐づけてもらうようにしました。
妻・子供二人の家族3人分で年間約10万円ほどでした。
これが高いのか安いのかはよくわかっていません。
ニュージーランドでは5歳の誕生日から6歳になる前までの任意のタイミングで、小学校へ入学します。
渡航時に長男はすでに5歳10か月だったため、急いで小学校への入学申し込みをしました。
※ちなみに妻のWork VISAに紐づけていたので、現地の子供と同じあつかいで学費は無料です。
入学する小学校は日本の「学区」と同じ考え方で、学校の「School Zone」内に住所があるかどうかで自動的に決まります。
ただし、特に小学校側から連絡は来ないので、自分たちで小学校へ連絡する必要があります。
私たちは小学校のHPにあった問い合わせフォームから連絡をして、一度見学を経てから入学、という流れでした。
2月の中旬に見学をして、正式な入学は3月の中旬でした。
日本とは異なり、ニュージーランドでは3歳以上のこどもは週20時間までは無料で保育園へ預けることができます。
20時間を超えて預けたい場合には、1時間あたり10ドル程度料金がかかってきます。
預けられるかどうかや料金設定については、日本のように親が働いているかどうかは関係ありません。
ただし、定員がいっぱいの場合は入れない、という点は日本と同様です。
次男の保育園は家の近くで何件か問い合わせをして、2番目に近い保育園が3か月後から空きがでるとのことだったため、渡航から3か月程度は自宅保育をしたのちに無事に入園させることができました。
日本と同じく、慣らし保育があります。
初日は親と一緒に1時間程度、その次は一人で1時間、といったように徐々に慣れさせていき、3週間後くらいから一人で預けられてくれました。
おわりに
海外での役所手続きなど、はじめてのことばかりでしたが、いずれもそこまで難易度は高くなかった印象です。
むしろとてもスムーズでした。
オンラインで完結できる手続きが比較的多いことに加えて、これはニュージーランドあるあるだと思いますが、子どもたちへの配慮がいたるところでなされていて素敵でした。
例えば、自動車保険の窓口にはぬり絵が用意されていたり、健康保険の窓口にはソフトキャンディが用意されていたりと、「子どもは黙って大人たちの手続きを待つことは不可能だ」という共通理解がいきわたっている印象でした。
これは本当にいたるところで実感できます。
ホームセンターの中に巨大な遊具があったり、
スーパーで買い物中にこどもが食べることができる無料のフルーツがおかれていたり。
感動するようなポイントが多かったので、詳しくはこちらの記事にまとめました。
少し手続きから話がそれてしまいましたが、このような子ども達への手厚い配慮のおかげもあって大きなストレスなく必要な手続きを完了させることができました。
この初めの数週間で、ニュージーランドのことがより好きになった気がします。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
今回はニュージーランド渡航後の手続きについて記載しました。
これからもニュージーランド生活で感じたことや気になったこと等を紹介していきます。
引き続きよろしくお願いいたします。