地方移住してみたいけど、子供もいるし「子育て」のことが不安。具体的な例が知りたい。
こんな疑問にお答えします。
- 本記事の内容
- 逗子市に移住した場合の「子育て」について、5つのポイント(保育園&幼稚園・学校・病院・子供用品店・遊び場)で解説します。
- 逗子移住する場合の注意点も、最後に記載します。
- 自己紹介
この記事を書いている私は、家族で都内から逗子市へ移住して3年以上。元気な3歳と0歳の二人兄弟がいます。
子育てに関わるポイントを整理して、わかりやすく記載していきますね。
- 読者の方へメッセージ
今回は「都内から逗子移住後の子育て」にフォーカスしていますが、この記事を読むことで、ある程度「地方移住後の子育て」を具体的にイメージできるようになると思います。
移住前に、私が知りたかったことをメインに記載します。
それでは、本題に入っていきましょう。
1. 逗子の保育園・幼稚園は?
逗子市内には保育施設が17、幼稚園が5つあります。(2022年2月現在)
数多いように感じるかもしれませんが、他の市区町村同様、「保育所等入所可能人数・待ち人数」がゼロになることはほとんど無いようです。
>>令和3年度保育所等「入所可能人数・入所待ち人数一覧」について(逗子市HPより)
- 我が家の場合
移住当初は妻が専業主婦だったために入所調整における優先順位が低く、長男は0歳児クラスでの春(4月)からの保育園入所は叶いませんでした。
その後、妻が就職活動を行うために一時保育を希望して、0歳児クラスの6月から、週2日間の一時保育で入所することができました。
そして妻が正社員に採用されたのちに、1歳児クラスの春からフルタイムで入所することができました。
どこの市区町村でも同じですが、ある程度の保活は必要になると思います。
【2022年2月追記】
次男も22年4月からの0歳児クラスは保育園落ちました…
正社員共働きでも、0歳児クラスは厳しいみたいです。(妻の育児休業延長がほぼ確定です…)
2. 逗子の小学校・中学校は?
逗子市内には小学校は市立が5つ、私立が1つ。
中学校は市立が3つ、私立が2つあります。(2022年2月現在)
私立の逗子開成中学校(男子校・中高一貫)が有名ですね。
ちなみに、市立逗子小学校の生徒の約半数は、私立の中学受験に臨むそうです。(逗子在住の知人談)
- 我が家の場合
子供はまだ保育園ですが、私立中学の受験も視野に入れて、将来の家計を計算しています。
単純に、市立逗子中学校の学区内ではあるのですが、自宅からとても遠いのです…。
子供が大きくなり、もしも私立中学校を希望した場合に備えて、対応できる学費を考慮しておきたいと思っています。
3. 逗子の病院・小児医療費補助は?
逗子市・葉山町内には小児科が10件あります。(2022年2月現在)
※逗子市とお隣の葉山町を合わせた逗葉医師会所属の病院一覧です
休日夜間診療に対応している病院は、逗子市内に1件、お隣の横須賀市と鎌倉市に各1件の合計3件です。
逗子市の小児医療費助成(子供の医療費が無料になったりするあれです)については、1歳を超えると所得制限があります。
制限以上に所得がある場合、医療費が普通にかかります。これが結構厳しい…
ご自身の所得を確認しておくことをおすすめします。
2023年4月以降、小児医療費助成の所得制限が撤廃されます!
令和5年4月1日診療分から、助成対象者を拡大します。
・対象年齢を、満18歳となる最初の3月31日までに拡大します。
・現在設定している、所得制限を撤廃します。
(逗子市HPより抜粋)
これまで所得制限がありましたが、ありがたい変更です!
- 我が家の場合
予防接種などは、逗子市だけでなく葉山町の小児科も活用することができます。
自宅が葉山町に近いため、普段は車が停めやすい駐車場のある、葉山町の小児科にお世話になっています。
実は長男が3歳の頃、レゴブロックを鼻の奥まで自分で入れて取れなくなってしまい、はじめて夜間診療のお世話になってしまいました。
しかも両鼻…
こんな感じです↓
実際は鼻をのぞいても見えないくらい奥に入りこんでおり、やむなく夜間診療へ…
まずはじめに逗葉地域医療センターで見ていただいたのですが取り出せず、横浜市立大学附属病院で無事に取り出してもらえました。
今となっては笑い話ですが、すごく怖かったです…
4. 逗子の子供用品店は?
アカチャンホンポや、西松屋などの大型子供用品店(マタニティ・チャイルド・ベビー用品がまとめて販売されている店舗)は逗子市内にはありません。
- 我が家の場合
子供用品については、基本的にはアマゾンか楽天の通販を活用しており、特に不便はありません。
急ぎで何か必要になってしまった場合、よく行くのは横須賀にある西松屋か、辻堂のテラスモールにあるアカチャンホンポです。
5. 逗子の遊び場は?
逗子市内には、都市公園も含めると大小80以上の公園があります。
逗子市内の大きな公園としては、「披露山公園」や「第一運動公園」、「池子の森自然公園」などです。
少し足を伸ばして葉山方面に行けば「南郷公園」があります。山の上にある広々とした公園で、春は桜、秋はきれいなイチョウが楽しめます。
横須賀方面へ行けば、「立石公園」やデイキャンプBBQも楽しめる「うみかぜ公園」があり、子供と存分に駆け回ることができます。
逗子周辺でおすすめな公園については、こちらに詳細をまとめています。
公園だけでなく、「逗子海岸」があることも大きなポイントです。遠浅で砂浜も広く、安心して遊ばせることができます。
逗子小学校の隣にある「逗子市立図書館」は広くきれいで、一階奥には子供が靴を脱いで座って本を読める広いスペースもあり、雨の日には絵本などを読んで過ごすこともできます。
- 我が家の場合
都内から移住してきて一番よかったと実感しているのが、この「子供の遊び場」です。
子供が伸び伸びと遊べる場所の質・量とも、都心に比べるととても恵まれていると感じます。
晴れた日には逗子海岸の砂浜でのんびりしたり、披露山公園を散歩して富士山を眺めたり、横須賀のうみかぜ公園まで足を伸ばしてBBQをしたりしています。
休日に朝起きてからの天気次第で海へも山へも遊びに行けますし、子供が自然の中で笑顔で走り回っているのを見るのは、とても幸せです。
散歩がてら立ち寄れるカフェも充実してますし、大人もしっかり楽しめる街だと思います。
逗子移住後の子育てまとめ
ということで、まとめると以下になります。
ポイント | 内容 |
---|---|
1. 保育園・幼稚園 | 他市区町村と同様、待機児童はゼロではない |
2. 小学校・中学校 | 市内に有名私立中学あり(逗子開成中学・男子校) |
3. 病院・小児医療費補助 | 小児科10件・18歳まで医療費補助(所得制限なし) |
4. 子供用品店 | 大型店は無し・普段はネット通販 |
5. 遊び場 | 質・量ともに最高! |
逗子での子育てに関しては、海や山などの自然の中で子供が遊べる環境が整っていることが圧倒的に素晴らしいポイントです。
1から4がまあまあ普通(もしくは都内と比べるとやはり少し劣るかな)という状況ですが、それらを補ってあまりある自然環境が魅力だと感じています。
おまけ:逗子移住についての注意点
おまけとして、逗子市に移住する際に「子育て以外」の注意すべき点も3点ほど記載しておきます。
① 物件選び(津波・土砂災害ハザードマップの確認)
逗子は海も山も近い地形のため、物件を選ぶ際には一度「ハザードマップ」に目を通しておくことをおすすめします。海に近いところは当然それなりに津波のリスクも高くなりますし、後々後悔しないためにも確認しておくのが良いと思います。
② 渋滞(夏・土日・雨の平日は普段から混雑)
JR逗子駅や京急逗子・葉山駅近辺の逗子市内中心部は、道が狭く一方通行も多いため、普段から渋滞しがちです。
特に夏は逗子海岸での海水浴客が増えますし、普段の土日もバスが時間通りにはなかなか来ません。
平日の朝も、雨が降ると都内通勤者を送り迎えする車で駅周辺はとても混雑します。バスも時間通りには動かないことが多いです。
逗子に移住して都内へ通勤を考えている方は、頭に入れておいていただけると良いと思います。
本当に逗子駅近くはめちゃくちゃ混みます・・・
逗子に移住して感じたデメリットについては、こちらの記事にも詳細をまとめました。
③ 自分達の趣味嗜好
逗子は都心から電車で1時間程度ですが、やはり都内ほどの便利さはありません。
特にショッピングや飲み歩くのが趣味だという方は、不便に感じるかもしれません。
休日は、自然と家族で外で遊ぶ機会が増えることになると思います。
海や山などのアウトドアな環境が好きな方であれば問題ないですが、子供のためを思って親が我慢しすぎると良いことはないと思いますので、念の為注意点の3つ目に上げさせていただきました。
家族での移住は悩みどころが多いので大変だと思います。
本記事が、少しでも皆さんの参考になれば嬉しいです。
今回は以上です。
読んでいただき、ありがとうございました!