
仕事でマーケティングに関わることになったけど、実務経験ゼロだし不安・・・
こんな疑問にお答えします。
- 本記事の内容
- 初心者の方におすすめの、マーケティングの基本を学べる3冊を紹介します。
- 新しくマーケティング部門に異動なる方や、これからマーケティングを学びたいと考えている方の参考になるよう記載していきます。
- 自己紹介
この記事を書いている私は、大手日系企業で営業からマーケティング部門へ異動となり、その後に外資系企業のブランドマネージャーに転職しました。



さまざまなマーケティングの本を読んできましたが、特にこれからマーケティングを勉強していきたい方向けの3冊をご紹介します。
- 読者の方へメッセージ
私自身、もともと日系大手企業で営業職からマーケティング部門に異動となり、業務に慣れるまで苦しんだ経験があります。
多忙な毎日に手を動かしながら、「そもそもマーケティングってなんだっけ・・・?」と迷子になったり。笑
マーケティング担当になる際に、まずはこれを勉強しておけばよかったと思う3冊を紹介します。
まずこの3冊を手元に置いておけば、迷子になった時の道標にもなると思います。
それでは本題に入っていきましょう。
1. 新任マーケティング担当におすすめ【コトラーのマーケティング入門】


まず第一に、言わずと知れたフィリップ・コトラーの著書コトラーのマーケティング入門第4版です。
現代マーケティングの第一人者であるコトラー氏の入門書であり、市場でのマーケティング理論はほぼ全てこの著書から派生しているといっても過言ではないような、「マーケティングの原点」です。
大学の教科書のように分厚いですが、その分全てカバーされてます。
そもそもマーケティングとは?から具体的な販売戦略まで、驚くほど詳細に記載されています。



マーケティングについては毎年さまざまな本が出版されますが、「木を見て森を見ず」にならないための一冊です。
結構な価格ですが、2,000円くらいの新しい本を数冊購入するよりも有益だと思います。
実務においても、判断に困った時に立ち戻れる基本的な一冊です。
2. 新任マーケティング担当におすすめ【USJを劇的に変えた、たった1つの考え方】


続いては有名マーケター森岡さんのUSJを劇的に変えた、たった1つの考え方 成功を引き寄せるマーケティング入門です。
実例をベースにしたわかりやすいマーケティングの入門書でありつつ、熱意に溢れたストーリーで、読み物としても面白いです。



純粋にとても面白いので、マーケティング従事者以外にもおすすめの一冊です。
とても有名な著書なので、すでにご存知の方も多いかと思いますが、良書だと実感しているので紹介させていただきます。
著者の森岡さんはマーケティングで有名なP&G出身です。
もしも自社のマーケティング部門にP&G出身の方(いわゆるP&Gマフィアですね)がいらっしゃるのであれば、ぜひ読んでおくことをおすすめします。
彼らの仕事に対する哲学やマーケティング理論を理解する一助にもなると思います。
3. 新任マーケティング担当におすすめ【ブランディングの科学】


3冊目は、ブランディングの科学 誰も知らないマーケテイングの法則11です。
最初にコトラーのマーケティング入門を紹介しておいて何ですが、「実はコトラーさんの理論だけが正解じゃないよ」という一冊です。
マーケティングの大原則として有名なコトラーの理論ですが、それをベースに極端なターゲティングやロイヤルユーザーのみにフォーカスした施策に集中投資すると道を誤る、ということを実証しています。



実務者視点で納得できる内容が多く、とても勉強になります。
特にすでに競争が激しいマーケット(日用品や飲料等の一般消費財など)で戦う場合には、頭に入れておきたい一冊です。
実務上「コトラーさんの理論通りやってんのに全然うまくいかないじゃん…」と言う時もあります(いや、ほとんどです。マーケティングは難しい…)
その際にぜひ確認したい良書です。
まとめ:新任マーケティング担当におすすめ【マーケティングの基本を学ぶ3冊】
まとめると、新任マーケティング担当におすすめの3冊は以下の通りです。



「ブランディングの科学」には新市場開拓に特化した続編ブランディングの科学 新市場開拓篇 -エビデンスに基づいたブランド成長の新法則-もあるので、気になる方は確認してみてください。
マーケティングについてはさまざまな本が出版されていますが、最初の基本としては上記3冊がおすすめです。
ここにプラスして、自身の業界や職種に特化した情報を入れ込んでいくと良いと思います。
おまけ:日々の仕事で意識していること
- 自分なりの選択軸を明確にする


ブランドや製品の戦略策定といったマーケティング実務では、毎日が「選択」の連続です。
なぜなら、戦略策定は「目指すゴールに至るまでのルート選択」と言い換えることができるからです。
無数にある選択肢から「正しいルート選択」をするために日々意識しているのは、「自分なりの選択軸」を明確にすることです。
※ビジネスの世界に正解はないので、「もっとも正しい(っぽい)選択」を「自分の選択軸」で「絶対の自信を持てるまで考え抜く」という感じです。
もともと理系出身の左脳人間ということもありますが、私の軸は「数字」です。
数字をベースにしながらマーケティングをしていくにあたり、こういった本もとても参考になりました。
後半やや細かい数式なども出てきますが、とても面白い一冊です。
(理系出身の方とか、好きだと思います。笑)


以上です。
今回は新任マーケ担当の方向けにおすすめの本を紹介しました。
その他、マーケティング関連の記事もいくつか書いていますので、合わせて目を通してみていただければ嬉しいです。














ここまで読んでいただき、ありがとうございました!